2022.08.05

市川のひとりごと vol.18

今回は、「住宅ローン利用者なら知っておきたい年金の知識」をテーマにお話いたします。

近年、60歳以降も住宅ローンが残っていて返済が厳しい、と言う相談者が増えています。

返済期間の多くは35年で、返済しやすい金額だから返せると思って借りてしまったが、

住宅ローンの知識もないので銀行の勧められるままに融資を受けて70歳が完済予定。

一般的な賃金体系では、60歳以降はそれ以前の60%~70%の受給率に減ってしまう為、

生活は厳しくなる傾向です。

生年月日に応じて老齢厚生年金の受給も始まりますが、それだけでは住宅ローンの返済

は難しく、再雇用などで働き続けておられます。老齢基礎年金の受給開始は現在65歳から

ですので、退職金の取り崩しをしながら返済を続けるていると70歳以降の生活費に支障を

きたします。

年金制度の改正内容は⇒こちら

改正前は、60代前半は給料の月額と65歳以前に受給できる老齢厚生年金月額の合計が

28万円を超えた分だけ老齢厚生年金から減額されてしまいましたが、改正後は47万円に

引き上げられたので、頑張って働いても手元に残る格好になりました。

※確定拠出年金(iDeCoを含む)の加入期間や受取開始年齢にも見直しが入りました。

逆には、健康保険料や介護保険料の負担割合が増えるので差引き手元に残る分を計算

しながら、無理をされない様に働くことが大事です。

ただ、ご夫婦円満に過ごして頂ければ問題は無いのですが、60歳以前に離婚しても夫の

老齢厚生年金の受給額が半分になってしまう「離婚時の年金分割」をご存知でしょうか?

制度の仕組は⇒こちら

夫の受給できる老年厚生年金から、婚姻期間中の妻が扶養(国民年金の第3号)だった

期間の半分の額が、妻の受給開始と共に妻側に振り替わってしまいます。

この3号分割制度は、双方の合意がなくても平成20年4月以降分は妻側の申請(2年以内)

だけで成立してしまいます。

従って、住宅ローンが65歳以降も残っていれば、期待していた年金額の減額により返済

できなくなるリスクも伴いますので、総じて住宅ローンは借り過ぎず、期間が長い場合は

「繰上返済」などを行い、早めに完済することが肝要です。

繰上返済の仕組は⇒こちら

https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/jutaku_shikin/jutaku_shikin301.html

現在の日本経済は、スタグフレーション(景気が後退して物価の上昇によるインフレ-ション)

を起こしています。

経済動向は⇒こちら

 

このタイミングで今後の資金設計を見直さないと、来年は更に厳しくなりそうです。

一人で抱え込まず、家族で話し合ってみては如何でしょうか?

 

 

市川のひとりごと、、、でした。

 

 

 

 

プロフィール

株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは24年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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