2023.02.13

市川のひとりごと vol.31

2月4日は立春で、ここから春の始まりとされています。「春」と言う言葉は草木も

芽吹きはじめ心が穏やかになる響きをもちますね。それとは裏腹に例年10日前後

に低気圧が通過するタイミングで寒気の影響を受けて大雪になりやすく、今年も

松本では24㎝を記録しました。昨日の雪は水気を含んだ重たい雪でしたので積雪

が10㎝位になる前に3回雪掻きをしましたので、大体イメージ通りでした。この時期

はデスクワークが続く時期でもある為、いい運動になりましたョ。

そんな中、政府は日銀の時期総裁を植田和男氏に起用する方針を固めました。

長過ぎた異次元緩和政策の手じまいを負う訳ですが、日銀でも財務省からでもな

い学識者は前例にない人選となります。植田氏は、マクロ経済学や金融論を専門

とする経済学者です。黒田総裁が指揮を取り異次元緩和と銘打って10年後に残っ

たものは、国債の大量購入や上場投資信託(ETF)の保有額を、2013年の時点で

1.5兆円だったものが現在は36.9兆円と多くの上場企業の大株主となっており、

リーマンショックの再来を防ぐ手段も行き過ぎてしまった感があります。幾つかの

経済フォーラムに参加して著名な経済学の先生方のお話を聞く中で、この異次元

緩和は、経済が上向いたかも知れないと思わせることで、消費を促し経済を回す

効果を狙ったが、結果デフレ経済から抜け出すことができなかったのでは。。。

と私は理解しました。従って今回の人選は最早、経済学者でなければ手に負えな

いという判断なのではとも思えます。

4月就任後は政治色を帯びない中央銀行の独立性を持った判断を期待するところ

です。

経済アナリストの森永卓郎さんのコラムでは、原油や穀物価格のピークは過ぎた

ので、歯を食いしばらないといけないのはあと半年くらいだと思っている。とありま

した。コロナ感染の拡大によって先が見えない不安感がありましたが、この3年間

を思えばあと半年は直ぐそこですよね。皆さん!もうひと踏ん張りですよ!!

 

市川のひとりごと、、、でした

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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