2024.03.19

市川のひとりごと vol.66

市川のひとりごと vol.66

先週末で中学校の卒業式も終わり、日中の町中には子供達の元気な声があちこちで聞こえ
ています。気候的には冷たい風が吹き荒れ、まだ肌寒さを感じます。寒暖差が激しい時期で
すので、体調管理には充分気を付けましょう。
本日19日には、日銀金融政策決定会合で「マイナス金利政策の解除」が決まりました。通常
なら17年ぶりの利上げとなれば円高要因となるはずが、逆に円売りが進み149円台を推移し
ていた相場が150円台に戻ってしまいました。米国の判断は、今回の公表文からマイナス金
利は終わったが大規模な金融緩和環境自体は続くとの見方によるためです。
日経新聞記事は⇒こちら

2013年4月から続いた大規模な金融緩和政策は⇒こちら

ここで気になるのは、住宅ローン金利の行方です。当然、民間銀行が日銀に預ける当座預
金の金利が正常に動き出せば銀行からの融資を受ける長期金利も上昇すると思われます。
市場金利は経済環境に連動して半年ごとに見直される「変動金利」ですが、住宅ローンを民
間銀行から借入れている約8割が変動金利タイプと言われています。賃上げが叫ばれては
いても実質賃金はマイナスが続いています。東洋経済の記事に「コンビニ弁当が値下げに
踏み切った理由」が書かれていました。⇒こちら
以前の日経平均株価は日本経済の実態と推測できましたが、ここ数年は海外投資家からの
資金流入や新NISAの導入により40,000円に触れたりしていても、実態とはかけ離れており
賃金上昇が物価高に追いついていないため、消費者の財布のヒモは変らず堅いまま。これ
迄は便利だけど価格は高いとされていたコンビニは、消費者の節約志向により来店者が減
少しており、苦肉の策として「400円以下」の弁当を拡充し始めました。弊社も2~3月は繁忙
期のため、スーパーが閉店した後はコンビニに立ち寄る機会が増えるのですが、コンビニの
お弁当価格の方が安く、量は少な目ですが内容は充実していましたので、この記事を読んで
企業努力が伺えました。日銀は今回の発表で物価2%が安定する時期を2025年と予想して
います。あと1年の辛抱なら踏ん張れそうですね。これから桜の芽も膨らんで綺麗に咲くころ
将来に期待をもって前を向いて頑張って行きましょう!

市川のひとりごと、、、でした。

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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