2024.04.20

市川のひとりごと vol.69

市川のひとりごと vol.69

先週、桜が開花し始めたと思っているうちに花見に浸る前に散ってしまいガッカリです。

この時期は日に日に環境が変わって行くので毎年出遅れてしまいます。5月の連休こそリフ

レッシュしたいものです。

株主総会シーズンを前に、17日のWBS(経済ニュース)で元ソニートップの平井氏が「アクティ

ビストとの関り方」につて対談されていたので興味深く拝聴しました。以前は「モノ言う株主」

とも言われ敬遠されていましたが、近年は投資ファンドがその権限を振るい「社外取締役」の

役割を果たしていない等と交代を求めたり、経営トップに権限が集中する「日本型のコーポレ

ートガバナンス」の変革を求めたりと課題を投げ掛けるケースが増えてきました。

近年の傾向について、NHKの特集記事は⇒こちら

 

この中に、新しいビジネスに消極的な点を指摘し「新しい世代の取締役」が必要だと協調して

います。されどソニーは2010年代の経営不振の時も投資ファンドの提案を全面的に受入れる

のではなく、全社一体となって「越境経営」をモットーに乗り出しました。その足跡は⇒こちら

 

この記事を読んでいるとワクワク感が伝わってきます。サイバーエージェンシーの石田専務

のコメントには、個人単位でも同じように現状の役割における成果を最大化していくと同時に

その範囲を超えて新しいことに挑戦することで初めて大きな成長に直結する。これこそが今

多くの企業に求められているのでは、、とあります。

よく「ワラをも掴む思い」と言いますが、差し出されたそれを直ぐに掴むのではなく、同じ思いを

持った同志で念入りに検討し、もう一度前を向いて進むことも重要なのではないかと。

今回の話題に戻って平井氏の説く「アクティビストと向き合う3つの心得」とは

①他の株主と公平に扱う ②感情的にならずに話を聞く ③ファクトや数字で議論する(合理的

な主観を取込まず事象やデータにおいて事実に基づいているか議論する)

投資ファンドは合理性を追求する傾向にありますが、これまで築き上げてきたものは人脈と

技術力。危機感の中でひとりひとりが踏み出す姿勢があったからこその今なのではないで

しょうか。内部を一新する期待感もあるでしょうが、もう一度根底に立ち返って練り直すことも

重要だということ。一度は社外に出てノウハウを学んだ若手がリターンして再挑戦した様子

は⇒こちら

思いが煮詰まってしまうと、新たな方向に転換してしまうこともありますが、追求し続けるって

深いですよね。ここ数ヶ月は日々の仕事に追われていましたが、ここで立止り今後の方針を

組み立て直そうと思います。

 

 

市川のひとりごと、、、でした。

プロフィール


株式会社 financial proxy

代表取締役 市川恵美子

1995年に長野県初の独立系FP会社を設立。日本FP協会認定教育機関として、FP養成講座を開講。現在は、セミナーの他、専門家の協力を得ながら財産コンサルに伴う相続対策・住宅ローン相談や保険の見直し等、生活にまつわる資金設計を行う。

ヤマウラ様とのお付き合いは25年を迎え、毎年社内の営業担当者向け勉強会を実施、また、個別相談も承っております。

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